保育士になる為の実習について
保育士になりたいと思った際には机上での勉強もそうですが、保育園などで「実習」をすることが大切です。
大学や短期大学、専門学校に進学した際には「実習」をおこなわないといけません。
保育士になる前の実習について体験談も含めてあれこれご紹介します。
実習について
国家試験の保育士試験は実習はありません。そのかわりに年1回の試験に合格しないと資格が取得できません。
大学や短期大学、専門学校に進学した際には「実習」をおこなって修了しないと資格がもらえません。
実習は、保育園実習をはじめ児童養護施設・障がい者施設などの実習、幼稚園の教諭免許を取得する場合にはプラス幼稚園実習をおこなわなければいけません。
保育士資格の場合ですが、実習期間は2週間程度で、回数は保育園で2回、施設実習で1回です。
実習を受ける前は、自分で園選びをしないといけません。私の場合は、卒業して資格を取得した後就職したい先や自宅から近い場所の園を選びました。
実習先選びは、自分のしたい保育ができる園なのか調査・確認することも大事。
保育園って様々な宗教絡みの園もあり、その園によってできること・できないこともあります。保育方針や宗教によりけりで、いろいろ変わってくるででしょう。実習先選びの際には、この点には十分に注意をしましょうね。
選んだ後は実習させてもらえるのか園に電話しなければいけません。
電話での対応も園長先生、または主任の先生や実習担当の先生もきちんとみているので、要点を書き記したメモを見ながらなどきちんとした対応をしなければいけません。
電話で実習させてもらえる許可がもらえれば、その実習に向けて準備することがあります。
実習前までの準備
実習先の園に用意すべきものなどを聞き、事前に準備して下さい。
ピアノだったり、手遊び、絵本の読み聞かせなどの準備をしておくと安心です。
そして、実習日誌の準備も忘れないで下さい。
実習日誌
実習をする際には実習日誌というものに、その日保育士さんがどのような動きや園児に対してどのような言葉をかけていたか、子ども達の様子などを記さないといけないので、メモをとっておくといいですね。
しかし、メモのとりすぎにも注意して下さい。メモにばかり集中しすぎて周りが見えなくなってはいけません。
保育士さんが日頃どのような動きや言葉掛けをしているのか、どんな保育準備をしているのかなど、実習でわかることが沢山あるので、実習はとても勉強になります。
実習生も保育士さんに「態度や言動・行動」を見られていることを忘れないで下さい。積極的に子ども達と関わることが大切です。
最後に
実習日誌は事細かく書いておくと将来保育士になった時に見返せる物になり、あなたにとって「宝物」になります。
毎日の出来事を2時間かけて日誌に書いたり、壁面や製作の準備などでとてもつらく、睡眠がほとんどとれない状態でしたが、保育士になるという夢を持っていたので私は頑張ることができました。
そして、今では「実習をしてきて良かった」と思います。
実習がなくてそのまま就職をするとなると、1年未満で辞めていたと私は思います。
実習をすることで保育士さんの仕事内容や子ども達との触れ合い方などを学べることができます。
そして、自分は保育士になりたいのかということを再確認できる場にもなります。
つらい実習を乗り越えた先には「保育士」という素敵な職業に就ける第一歩なので、頑張ってください!
追記:実習に関する続編記事「保育・幼稚園の実習アドバイス」もご覧ください。
この記事について
筆者:芽依ママ
保育士歴:3年
投稿日:2016年3月29日
記事編集:はる蔵
編集後記
毎日走り回ったり子ども達と本気で向き合って疲れているのに「こんなの…」と思いながら頑張って書いてましたが、芽依ママさん同様、実習日誌は宝物です。
補足なんですが、実習とは職場体験といいますか、現場での実践的な勉強の場です。苦い思い出も多々ありますが、楽しかったと思える実習もたくさんあります。
実習では完璧を求める必要はありません。うまくいかないのも、できないのも当たり前。だから実習をするんだから。
子ども達をはじめ自身のケガや事故には十分に気を付けて、がむしゃらに実習をしてみてください。失敗も経験です。
その他運営サイト「保育士 for men」の関連記事になりますが、以下の記事も参考になるかもしれません。
スポンサーリンク
カテゴリー:実習
実習中のメモの取り方…難しいですよね。メモを取りすぎていても、目の前にいる子どもたちのことをしっかり見ることが出来ずに怪我を見落としてしまうこともあるかもしれないです。
ですがメモをとらないとその日の保育が終わってさあ実習日誌を書こうとなった時にさて。今日は何があったか。と思い出せずにかなりの時間をかけて日誌を書く事になります。
一番いいのは殴り書きでもいいのでポイントをつかんで単語でメモをとることです。他の誰かにわからなくても、自分があとから読み返した時に思い出すことができるポイントをササッと記入しておくと日誌を書く際にとてもためになりますね。
私が幼稚園や保育園で実習した時は、観察実習、部分実習、本実習と分かれていました。
観察実習では子供の様子、先生と子供のやり取りの様子をメモしており、やはり、日誌に書ききれなくなったりしたことはあります。また、自分も先生のようにうまく子供と接することができるのかと不安に思ったこともありました。
部分実習や本実習は先生と事前に打ち合わせをしながら進めていっていました。
私は音楽が得意だったし、一斉保育の中で先生と園児たちが楽器を使って楽しんでいる保育を見ていたので、本実習で挑戦し、成功したという思いでもあります。
一斉保育では導入の仕方が難しいと感じたのも事実です。実際に子供たちが興味を示さないと目的を持って行っている一斉保育でも台無しになってしまうような気がします。
実習はとても緊張するものでもありますが、貴重な経験と時間をくれた宝物でもあると感じました。